ウォーターサーバーを2年使って気づいた、メリットとデメリットの本音

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ウォーターサーバーを導入した経緯

2年前、引っ越しを機にウォーターサーバーを導入した。引っ越し先のアパートの水道水が少し塩素臭くて気になっていたこと、生まれたばかりの子どもにミルクを作る水を安心して使いたかったことが主な理由だった。

引っ越し業者と提携していたプレミアムウォーター(Premium Water)のキャンペーンで、3ヶ月間半額というオファーがあったので、その場でサインした。サーバーの機種はスリムサーバーIII(コンパクトタイプ)。2年使い続けた今、ようやく「本音の評価」ができる状態になった。

プレミアムウォーターの基本コスト

まずお金の話から整理する。これが一番大事だと思うから。

項目 金額
水のボトル(12L)単価 1,728円(税込)
月の平均使用量 2〜3本(24〜36L)
月の水代 3,456〜5,184円
サーバーレンタル料 無料(プレミアムウォーターは基本無料)
電気代(サーバー) 月約800〜1,200円
月の総コスト 約4,300〜6,400円

月平均は5,000円弱といったところ。年間で6万円前後をウォーターサーバーに払っていることになる。

これを高いと感じるかどうかは、代替手段との比較次第だ。

電気代は思ったより高かった

ウォーターサーバーを検討するとき、電気代を軽く見ていた。サーバーの電力消費を実際にワットモニター(消費電力測定器)で測ってみると、うちのスリムサーバーIIIは常時50〜90W程度の電力を消費していた。

計算すると:70W × 24時間 × 30日 = 50.4kWh / 月。電気代単価を30円/kWhとすると月約1,512円になる。

カタログスペックでは「月約800円」と書いてあるが、実際は1,000〜1,500円かかっていた。エコモード(深夜に保冷・保温を止めるモード)を設定してから800〜1,000円に下がった。エコモードの設定は最初に教えてもらえなくて、1年後に自分で調べて知った。

2年使って感じたメリット

冷水・温水がすぐ出る便利さ

これは本物のメリット。コーヒーを飲みたいとき、ミルクを作りたいとき、料理に熱湯が必要なとき、すぐに使える。電気ケトルを沸かす時間がゼロになった。特に子どものミルク作りは夜中の2時・3時にも必要で、サーバーから温水が出るのが本当に助かった。

水の味が安定している

プレミアムウォーターの水は南阿蘇産の天然水で、確かに美味しい。水道水の塩素臭がないし、そのまま飲めるという安心感がある。特に子どもが生まれてから「飲み水は安全にしたい」という気持ちが強かったので、この点は納得感があった。

ペットボトルゴミが減った

導入前は2Lのペットボトルを週に3〜4本買っていた。月1,500〜2,000円分。それがなくなった分、ウォーターサーバーのコストが少し相殺される。それ以上に、ペットボトルを捨てる手間・資源ゴミの日を気にする手間がなくなったのが地味に楽になった。

2年使って気づいたデメリット(本音)

ボトルの保管場所が必要

12Lのボトルが月に2〜3本届く。1本のサイズは直径10cm×高さ45cmくらいで結構な存在感がある。うちは玄関横の収納に入れているが、2〜3本をストックするとそれなりのスペースを取る。引っ越し先が広めだったから問題なかったが、狭い1Kや1Rだとボトルの置き場所に困ると思う。

ボトル交換が地味に大変

12Lのボトルは満タンで約12kgある。これをサーバーにセットする作業が月2〜3回必要。スリムサーバーIIIは下置きタイプ(ボトルを下に入れる)なので、昔の上置きタイプより腰への負担は少ないが、それでもかがんで重いボトルを押し込む動作は毎回少し面倒だ。妻は「自分ではできない」と言っていて、自分がいないときのボトル交換が課題になっている。

解約時の解約金が高い

これが一番のデメリットだと思う。プレミアムウォーターは契約時に「5年契約」または「3年契約」を選ぶことが多く、途中解約すると解約金が発生する。自分の場合は3年契約で、2年目に解約しようとしたら27,500円の解約金が必要と言われた。

キャンペーン目的で入会した場合は特に要注意で、「初月半額」「3ヶ月無料」などの特典を受けた場合、縛り期間がより厳しいことがある。うちは引っ越し業者のキャンペーン経由で入ったため、通常より解約金が高めに設定されていた。

解約金27,500円は、月5,000円のコストが5.5ヶ月分に相当する。「もういらない」と思っても縛られる感覚が強くて、精神的にストレスだった。

定期配送の最低注文量が決まっている

月に1本しか使わなかった月も、最低2本の配送が必要な契約だった。余ったボトルはストックできるが、夏場はさばけても冬場は消費量が少なくてボトルが溜まっていく。「今月は少ないから配送スキップ」という柔軟な対応ができないのが不便だった。

浄水器との比較

2年使って「浄水器にすればよかったかな」とたびたび思った。比較してみると:

項目 ウォーターサーバー 浄水器(据置型)
初期費用 0円(レンタル) 30,000〜60,000円
月額コスト 4,300〜6,400円 200〜500円(フィルター代のみ)
水の味 ◎(天然水) ○(塩素除去水道水)
温水の即使用 ×(別途ケトル等が必要)
設置スペース 大きい(本体+ボトルストック) 小さい
解約金リスク あり(高額) なし

特に温水が必要な用途(ミルク・コーヒー・即席食品)がなければ、浄水器の方がコスト的に圧倒的に有利だ。子どものミルク期が終わった今、正直なところ浄水器への乗り換えを真剣に検討している。

プレミアムウォーターを継続するか解約するかの判断軸

3年契約が終わる今年、更新か解約かを判断する時期が来た。自分なりの判断軸を整理すると:

  • ミルク作りの必要性がなくなった → 温水の使用頻度が激減
  • 子どもが大きくなって水の飲み方が変わった(コップで直接飲む)
  • 月5,000円は年6万円 → 据置型浄水器に乗り換えれば初期費用を除いて10分の1になる

この考えを整理した結果、3年契約満了のタイミングで解約してブリタ(Brita)のポット型浄水器か、パナソニックのビルトイン浄水器への切り替えを予定している。

ウォーターサーバーを検討している人へ

2年使った経験から言えること。ウォーターサーバーは「乳幼児のいる家庭で、温水・冷水をすぐに使いたい用途」には確かに価値がある。しかし月5,000円・年6万円というコストと、解約時の違約金リスクを理解したうえで契約することが絶対に必要だ。

キャンペーンに飛びついて「とりあえず入ってみよう」という入り方をすると、やめたいときに高額の解約金が壁になる。必ず契約書の縛り期間と解約金を確認してから契約してほしい。それだけは間違いなく言える。

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