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食材宅配を始めたきっかけ:スーパーに行く時間がなくなった
去年の4月から共働きが本格的に始まって、夕飯の支度が本当に大変になった。うちは4人家族で、子どもが小3と年長。妻は時短勤務とはいえ18時に帰宅してから夕飯を作るのは毎日の戦争だった。
週末にまとめ買いをしようとしても、土曜日は子どもの習い事で半日つぶれる。日曜はようやくスーパーに行けるが、疲れた状態で献立を考えながら買い物するのは思った以上に消耗する。「ミールキットってどうなの」という話が夫婦で出て、思い切って3社を試してみることにした。
試したのはオイシックス、パルシステム、コープデリ。それぞれ半年以上継続した(現在はパルシステムとコープデリを並行して利用中)。
オイシックス:品質は本物、でも価格は高い
実際に使ってみた感想
最初に試したのがオイシックス。「Kit Oisix」というミールキットが有名なサービスで、入会特典で最初の1箱が半額になるキャンペーンを使った。
野菜の品質は確かに高かった。トマトの甘さが普通のスーパーと全然違う。ミールキットの「すき焼き風煮」は、材料が全部切られて入っていて、調理時間15分で4人分が作れた。「本当に15分でできるの?」と半信半疑だったが、確かに15分で作れた。
ただ価格が問題だった。
オイシックスのコスト実態
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 入会後の通常価格 | ミールキット(2人用)1セット1,100〜1,600円 |
| 野菜セット(基本) | 1,800〜2,500円 |
| 1週間の食費(4人家族) | オイシックスのみだと2.5〜3万円 |
| スーパーとの差額(月) | +1.5〜2万円 |
4人家族の1週間の食費がオイシックスオンリーで2.5〜3万円になった。スーパーでのまとめ買いだと1〜1.2万円だったので、月に1.5〜2万円の増加。家計的に継続は難しくて、2ヶ月で退会した。
品質への満足度は高かったので、「年に数回、疲れが溜まったときだけ使う」という使い方の人に向いていると思う。常用するには価格帯が高すぎる。
パルシステム:品質と価格のバランスが一番いい
パルシステムの特徴
パルシステムは生活協同組合(生協)の宅配サービスで、組合員として加入する形。出資金として1,000円が必要(退会時に返ってくる)。
配達は週1回、決まった曜日に届く。「この曜日に来る」というリズムが作られると、逆に計画的な食材管理がしやすくなった。
品質の評価
国産・産直にこだわりがあって、野菜は生産者の顔が見える商品が多い。完全無添加ではないが、加工食品も国産原料を使ったものが多い。オイシックスほど高級感はないが、スーパーの品質よりは明らかに上。子どもに食べさせる食材として安心感がある。
「ミールキット(レシピつきセット)」も充実している。2〜3人用で700〜900円くらい。オイシックスの半分の価格で似たような利便性が得られる。
パルシステムのコスト
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ミールキット(2人用) | 700〜950円 |
| 野菜セット(基本) | 1,200〜1,600円 |
| 月間の宅配手数料 | 月160〜330円(注文額によって変動) |
| 1週間の食費(4人家族、パルシステム+スーパー補充) | 1.4〜1.8万円 |
パルシステムで週の食材の6〜7割を賄って、不足分をスーパーで補充するスタイルが定着した。月の食費はスーパーのみのころより+3,000〜4,000円増えたが、「週末のまとめ買いにかかっていた時間(約2時間)」が月8時間くらい節約できた。
コープデリ:利便性と価格のコスパNo.1
コープデリとパルシステムの違い
コープデリもパルシステムと同じ生協系だが、関東・信越エリア限定のサービスだ(関西は「コープきんき」など別名称)。同じ生協系でも、コープデリはより「普通のスーパー感覚」に近い品揃えと価格帯になっている。
パルシステムが「少し高めでも品質にこだわる」ポジションなら、コープデリは「スーパーに近い価格で宅配の便利さを得る」ポジション。
コープデリのよかった点
- 価格が最も安い(3サービス中)
- 品数が多く、スーパーに近い品揃え
- 定番食品(牛乳・卵・お米など)は近所のスーパーと同等か若干安い
- 冷凍食品の種類が豊富(子どものお弁当用に重宝)
- 注文締め切りが比較的遅い(週によるが前週の水曜夜まで)
コープデリの気になった点
- 野菜の品質はパルシステムより少し落ちる(産直比率が低い)
- ミールキットの種類は少なめ
- カタログが厚くて選ぶのに時間がかかる(今はアプリで解決)
3サービスを比較した総合表
| 項目 | オイシックス | パルシステム | コープデリ |
|---|---|---|---|
| 品質 | ◎ | ○〜◎ | ○ |
| 価格 | △(高い) | ○ | ◎ |
| ミールキット充実度 | ◎ | ○ | △ |
| 配達頻度 | 週1〜2回 | 週1回 | 週1〜2回 |
| お試しハードル | ○(お試しセットあり) | ○(お試しあり) | ◎(出資金のみ) |
| 向いている家族 | 料理の質重視 | 品質と価格のバランス | コスト重視 |
半年後の食費の変化
試行錯誤の末、現在はパルシステムとコープデリを併用しているスタイルに落ち着いた。
- パルシステム:野菜・ミールキット・肉中心(週6,000〜8,000円)
- コープデリ:卵・牛乳・冷凍食品・お米中心(週3,000〜4,000円)
- スーパー補充:急ぎのもの・安売りで買い足すもの(週2,000〜3,000円)
月の食費合計は45,000〜55,000円。宅配前のスーパーのみ時代は42,000〜48,000円だったので、月3,000〜7,000円の増加になっている。
ただし「週末のスーパーへのまとめ買い2時間×4回 = 月8時間」が不要になった。この時間で子どもと遊ぶ時間が増えたという事実は金額には換算できない価値だと思っている。
食材宅配を選ぶ際のポイント
3サービスを半年使って、選び方のポイントをまとめるとこうなる。
- まずコープデリかパルシステムの生協系から始める:無料お試し期間があって、出資金(1,000円程度)さえ払えばリスクが低い
- オイシックスは特別な週の「ご褒美」として使う:疲れた週や誕生日週などに絞ると価格的に許容できる
- いきなり全量を宅配にしない:週の30〜50%から始めて、使い勝手を確認してから増やす
- ミールキット目的ならパルシステム、安さ目的ならコープデリ:この基準で選ぶと間違いない
食材宅配は「スーパーに行く回数を減らす」ためのツールだと割り切ると、コスト増加も許容範囲内におさまる。全部を賄おうとせず、使い分けることが長続きのコツだと感じている。
